夜眠れない、寝つきが悪い、朝早く目が覚める、夜中に目が覚める、熟睡感がないなど睡眠障害には様々なタイプがあります。
また、睡眠障害・不眠症の原因も様々です。精神的な病気が原因である場合や身体的な病気が原因である場合、生活習慣から来るものもあります。
睡眠障害・不眠症のタイプや原因により治療は異なります。
精神的な病気が原因である場合は、症状に合わせた睡眠薬の処方をしていきます。
身体的な病気が原因である場合その治療が優先されます。
生活習慣の改善が必要であれば指導をしていきます。
不安な気分は、誰でもあるものですが、現在のストレス過多社会ではより強く感じます。
不安には2つの要素があり、一つは動悸、発汗のような生理的なもの、もうひとつは神経質になり意味もなくおびえる事です。心臓がドキドキする、冷や汗をかく、手足が震える、何か恐ろしい事が起きるのではないかという不安感、緊張感が激しくなりいらいらし何も手につかなくなるなどの状態になります。
不安障害は大きく(強迫性障害、全般性不安障害、ストレス障害、パニック障害、外傷後ストレス障害)です。各障害に共通しているのは、いずれも不安症状になる事で日常生活に支障をきたします。
>>強迫性障害
鍵の確認などで、何度も繰り返さないと落ち着かない行動が見られます。
>>全般性不安障害
さまざまな活動や出来ごとについて、過剰な不安や心配が生じこの状態が通常6カ月以上続きます。
この障害は多くの場合変動性で、特にストレスを受けた時などに悪化します。
>>ストレス障害
自律神経失調症や心身症といわれることもあります。ストレスが原因で、胃痛・頭痛・吐気・下痢・便秘・生理痛など身体症状が現れます。
内科を受診してもはっきりとした異常が見つからず原因不明とされることが多いと言われています。
>>パニック障害
突然不安に襲われ、胸がドキドキして息が苦しくなったり、めまいなどの症状が、電車や人ごみの中などで起きたりします。このような発作が繰り返し起きます。100人中1から2人に見られます。
最も適した治療法は薬物療法とカウンセリングの併用です。カウンセリングは不安の根本原因と対処法を探る上で役立ちます。
身体がだるい、何もする気が起きない、今まで楽しめていたことが楽しくできない、食欲がなく、よく眠れない、いらいらして落ち着かなくなる、考えがまとまらず判断力・決断力が低下する事もあります。死にたいと思うようになることもあります。
抗うつ薬の処方と医師・カウンセラーとの対話をする、精神療法 (認知行動療法・対人関係療法)を行っていきます。
十分に休養が取れる環境を整えていけるよう家族を含めた周囲の方にアドバイスしていきます。
うつ病で休職中の方にはリワークディケア(復職リハビリ)が有効です。
重症の場合は入院が必要となります。
その場にいない人の声がする、誰かに見張られている、嫌がらせされているなどの幻覚、被害妄想といった症状で、人とトラブルを起こしやすくなる、不安、緊張感が強くなるなど物事に集中できなくなり日常生活に支障をきたします。
発病したては、本人もご家族も気がつかないことがあります。
精神療法と向精神薬という薬を処方していきます。治療は、服薬の継続が重要となります。
躁うつ病は躁状態とうつ状態を繰り返す病気です。躁状態は、ハイテンションとなり何でも出来るような気分になる。大声でしゃべる、怒りっぽくなる、浪費する、不眠、興奮しやすくなる、などで周囲に迷惑をかけることがあます。
うつ状態は、身体がだるい、何もする気が起きない、今まで楽しめていたことが楽しくできない、食欲がなく、よく眠れない、いらいらして落ち着かなくなる、考えがまとまらず判断力・決断力が低下する事もあります。死にたいと思うようになることもあります。
治療の第一選択は気分安定薬を処方していきます。
躁状態の時は、刺激を避け静かな環境を整え過ごせるようアドバイスしていきます。重症の場合は入院が必要となる事もあります。
うつ状態の時は、十分に休養が取れる環境を整えていけるよう家族を含めた周囲の方にアドバイスしていきます。
精神療法 (認知行動療法・対人関係療法)を行っていきます。